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「君文字」カン・ピルソクさんのインタビュー記事(2種)

カン・ピルソクさんのインタビュー記事をご紹介しますね^^

2つあります。

[インタビュー] <君のための文字> カン・ピルソク「殺伐とした時代、暖かい話をしたい」
創作ミュージカル<君のための文字>の俳優カン・ピルソク

上記のリンクをクリックすると原文(韓国語)に飛びます。
日本語訳は、「続きを読む」をクリックすると読めます。

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記事訳をするのは久しぶりです^^
一時期は韓国語の勉強と称してせっせとやっていましたが、最近少し飽きてきていたんですよね~~。さっくり目を通すだけで終わっていました。

語彙を増やすために、また始めようかな~~^^;




元記事はこちら → 君文字1


[インタビュー] <君のための文字> カン・ピルソク「殺伐とした時代、暖かい話をしたい」

「恋人のためにタイプライターを発明した」というたった一行の物語から始まったミュージカル
「発明家トゥリについて知られていることが無いので、状況に焦点を当てて演技した」

イタリアの小さな海辺の街で繰り広げられるラブストーリーを扱ったミュージカル<君のための文字>が開幕した。19世紀初めの実存人物であるイタリアの発明家ペレグリーノ・トゥリをモチーフにした創作ミュージカルである。トゥリはタイプ機械のうちの1種を開発したと伝えられている。

ミュージカル<君のための文字>の背景はイタリアの漁村「マナローラ」である。ここでおかしな発明品を作っているトゥリ。時計の秒針のように規則的なトゥリの生活に突然割り込んできた作家志望のカロリーナと、有名作家のドミニコ、自身の世界で生きてきた3人の愛を通じて新しい世界に一歩踏み出すようになる過程を感動的に描いている。

2017韓国コンテンツ振興院の創意人材 同伴事業ショーケース「デビューに備えろ」で選定された作品である。ダブルケイフィルムエンシアターが後援、創作分野の現場専門家メンター等のプログラムを通じ、修正と補完を経て今回初演をするようになった。

ミュージカル<バンジージャンプをする>、<光化門恋歌>、<ストーリーオブマイライフ>、<アランガ>などに出演し話題を集めた俳優カン・ピルソクが今回初演に主人公「トゥリ」役にキャスティングされた。「同僚の俳優たちにとって良い俳優だった」という話を聞きたいと語ったカン・ピルソクと今回の作品<君のための文字>について話をする時間を持った。


Q. お会いできてうれしいです。創作初演は久しぶりだと思いますが、どのようにして参加することになったのか知りたいです。

A. 今回の作品は会社から提案をしてくださって知るようになりました。先立ってリーディングまでした公演だったと聞きました。まず提案が来て台本を読むことになり、とても面白いので参加すると言いました。今回の作品の魅力ですか? まず何より一番印象深かったのは、刺激的でないのに面白い、という点です。最初から最後まで本当に暖かい劇でした。それでこのような作品は今の観客の方々にも必要な作品ではないか、と考え、私にも必要な作品になるかもしれない、と思ったのです。

Q. 初日以降、多くの観客たちが現場を訪れています。

A. 創作初演で、実際、俳優や演出、スタッフ、みんな長い間作品を眺めていたから客観的ではない状態になりました。特に俳優は二ケ月あまりの時間、練習して集中しているから、そのような部分においては大きく考えられないのですよ。それで開幕前は他の作品をする時とは異なり、少し緊張します。すべての作品、容易には近付きませんが、今回の作品のようなケースでは既存で引き受けてきた配役とは異なる呼吸をしていたんです。でも舞台に上がってみると、すべての心配がすべて消えました。ぴりっと気持ち良くて、私がこのような気分なのを観客の方々もみなさん感じてくださり、楽しく公演しています。

Q. 担当の配役「トゥリ」、情報が多く知られている人物ではありません。準備する過程で難しさは無かったですか。

A. そうです。実は情報がないんですよ。演出部でも実話をモチーフにした作品なのでかなり調査をしたのですが、トゥリに関する情報は多くなかったらしいです。作品を執筆した作家の方も、初めて作品を作る時、一つのフレーズから出発したと言いました。何かと言うと、「イタリアに住むトゥリという人物が、自分が愛する人のためにタイプライターを作った」というフレーズを見て、とてもロマンチックなので話を書かなければならないと思って書き始めたと言ってました。なので、実はトゥリという人物が変わり者だったのか、本当に発明をたくさんしたのか、機械工だったのか、発明家だったか、分からないのです。作家はトゥリがこのような人だったらいいな、と思って今回の作品のトゥリという人物を作ったと言いました。それで私も、今回の配役を引き受けて調査も大事ですが、テキストをベースにして、多くの部分を作りながら準備しました。

Q. 自身が眺めるトゥリとは?

A. まず、少し人々との疎通を怖がっていて、それでさらに発明に集中し、他の人々には変わり者のように見える人物でした。そしてそんな人物がキャロルに出会い、彼女によって少しずつ変わるようになります。そして彼らの間にドミニクという人物も登場しますが、私は何よりこの3名が描く関係に集中するのがポイントであると思いました。トゥリを表現するのも重要ですが、3人の人物がある事件をはさんで微妙に動く感情を活かすために努力しました。キャラクターが状況を食いつぶしてしまうようなことを減らそうとしました。ある部分でキャラクターが引き立ってしまえば状況がなくなったり一緒に演じる俳優との呼吸がなくなってしまうのです。それで状況に集中する方式で近付きました。

Q. 状況に集中するというのは簡単な事には見えません。

A. そうなのです。私たちの作品は途方もない叙事があるとかスペクタクルで進行される作品ではないので、少し気を付けましたし、考慮もしました。彼らが生きる場所を見ても、本当に平和な村のように見えることもできますし、また見方によっては退屈に見えることもできる村に住んでいるのですよ。ここに出演人物が限定されていて、私たちが描く関係が重要であると思いました。私だけではなく、演出と同僚俳優もそのように思いました。それでそのような部分を舞台に表現するにあたり、たくさん悩みました。実は容易でない部分です。

Q. イム・ボムソリさんは、トゥリという人物は扉をとじている子であり、キャロルはそんなトゥリのとじている扉を開けたいと思った、と言っていました。トゥリが見つめるカロリーナという人物はどうだったのでしょうか?

A. キャロルは本当に心がきれいな子でした。知りたがりで好奇心も多い子ですが、それでいて軽くはありません。ものすごく肯定的に考えます。誰でも好きになるしかない、愛するしかない、愛でいっぱいに満ちている人ではなかっただろうか、と思います。

Q. ドミニクも外せません。彼はどのような人物でしょうか。

A. ドミニクの場合は、トゥリと比較をするなら、トゥリは単純じゃないですか。ものすごく子供みたいです。自分に良い感情があれば「君が好き」という感情を隠せないです。ドミニクは、子供のようなトゥリとは違い、大人の愛を実践しているのではないか、と思います。ドミニクがキャロルを眺める時、「この人が私を迷惑だと思わなかったら嬉しい」、「私が何かしてあげたいのだが、どのようにしてあげればいいのだろうか?」と、いろいろ考える人物のようでした。

Q. 実は、作品を観る前は刺激的な作品になるのではないだろうかと考えました。ところが非常に暖かい公演でした。カン・ピルソクという俳優にも本当によく似合う服を着ているような感じがしました。これを「ヒーリング劇」と言わなければならないでしょうか、このような作品が自身に合っていると思われているのか、知りたいです。

A. どうでしょうか。そのような部分に対してはあまり考えませんでした。でも考えてみれば、良いストーリーのある、希望のある話をしたいと考えたように思います。最近、世の中がとても殺伐としていっているように思うからです。それで、できれば鋭く尖っている作品より、少し希望がある作品をしたいと考えます。鋭さがあっても、その中に収められた人間だけが持てる愛に対する部分を探そうと努力していますし、そんな部分をさらにうまく表現できるようにしようと努力中です。今回の作品は本当に柔らかくて暖かい話が込められているので、私が感じている部分をうまく伝達できるように努力しています。

Q. トゥリがキャロルにタイプライターを作ってあげます。彼女のためだけの発明です。タイプライターがくれる意味が今回の公演で特別だと思います。

A. 実は、私たちの公演では、最初から最後まで誰も「君を愛している」、「好きだ」と言いません。トゥリより積極的に関心を示すドミニクでさえ愛という話を出しません。それが初めて台本を見た時最も興味深かった部分でした。私が一番好きな場面なのですが、劇の最後に二人がお互いを捉まえて額を合わせるんです。この部分はテキストで読んだ印象と表現する印象と全然違います。言わなくても行動で見える感情が本当に良かったです。百節の言葉より一回の行動で見える印象が本当に違います。実はトゥリにとってはタイプライターというものは大きい意味がなかったと思います。タイプライターが与える象徴性より、トゥリは「私がこれを作って発明すればキャロルが喜ぶだろう」とだけ思ったと思います。他のことは考えなかったと思います。これを通じてキャロルが話をしてくれたらと思うそんな考えだけがあったことでしょう。

Q. トゥリがキャロルに出会ったことが幸運だったでしょうか、キャロルがトゥリに再び会ったのが幸運だったでしょうか。

A. 私が考えるに、トゥリがキャロルに会ったのが幸運だったと思います。見方によれば二人共幸運とも言えます。キャロルは目が見えなくなる状況で、初めて夢見た事を成し遂げるために、幼い頃に暮らした村に再び戻りましたが、初恋だったトゥリにまた会ったじゃないですか。そのことから彼らの運命は始まったとしても過言ではないでしょう。彼らの過去の片思いが現在の愛へと続くのかに対する定義を下すことはできませんが、初恋だった友達に会ってさまざまな事件が起こります。実はキャロルが来る前、トゥリはますます孤立して行っていたんです。年齢が重ねるほどより一層孤立していったでしょう。でもキャロルという存在が現れて、心を開くようになります。そんな面では、二人はお互いがお互いにとって幸運の存在なのです。キャロルにとっては見えなくなって行くその瞬間でも自分だけのために笑ってくれるトゥリが幸運ではなかっただろうか、と考えます。

Q. ミュージカル<君のための文字>で、絶対に外せないと思う場面があるなら?

A. まず、私が最も好きな場面は、キャロルに何をプレゼントしようか悩むところからタイプライターをプレゼントするまで、が一番好きです。一人のために、犬猿の仲だったドミニクと頭を合わせて、お互いにキャロルを助けるために手段と方法を選り分けません。
そして結局、トゥリは成功します。タイプライターを作ります。そしてタイプライターを持って来て、トゥリがキャロルに話をします。告白とも見ることができるでしょうか? 「私は君によって人生が好きになった、だから君も隠れずに出なさい。堂々と出て、君がしたいことをしなさい、出来る」という内容の話をします。これは見方によっては自分の人生を振り返る話とも言えます。トゥリ自身が経験した事をキャロルが経験するようになるわけじゃないですか。なのでこの部分を演じる時、一番たくさん笑いますし、本当にたくさん涙を流しました。

Q. 好きなナンバーは?

A. 何といっても「タイプライター」ではないでしょうか? トゥリのナンバーの中ではタイプライターが一番好きで、ドミニコの歌の中では「一歩後ろで」と言うのがあります。そしてキャロルの場合は「トゥリへ、あなたに初めてであり最後に書く手紙だと思う」と言いながら歌う歌があります。この3曲が好きです。

Q. まだ公演を観ていない観客たちに公演の紹介をするなら?

A. 最近の作品たちとは異なり、本当に心が暖かくなる作品です。面白いですし。創作初演にもかかわらず、私を始めとしてすべての俳優とスタッフが最善を尽くして作りましたから、見に来てくださったら嬉く思います。この作品は今皆さんに絶対必要な作品です。







元記事はこちら → yes24


創作ミュージカル<君のための文字>の俳優カン・ピルソク

<月刊チャンネルイェス>2019年8月号

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「イタリアの小さな海辺の村で繰り広げられるラブストーリー」という修飾語に、すでにささやかなほほ笑み浮かぶのではないだろうか。7月に開幕した創作ミュージカル<君のための文字>は、素朴だが暖かい話で観客の心をやわらかく撫でている。19世紀初めのイタリアの発明家ペレグリーノ・トゥリの実話をモチーフにして組まれた<君のための文字>は作家志望のカロリーナを通じて初めて愛の感情を感じたトゥリが彼女のための発明品を作る内容である。穏やかなストーリーの3人劇なので、劇を導いて行く俳優の力量が非常に重要であるが、トゥリ役に「ぴったりだ」と思う俳優カン・ピルソクさんに、大学路のとあるカフェで直接会ってみた。

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ミュージカルのタイトルが独特です。

トゥリというイタリア人が目が見えなくなっていく愛する人のためにタイプライターを作ったという実話をモチーフにして作った作品です。童話のように感じられるとても可愛らしい作品です。これまで悲劇的な愛をたくさん演じましたが、今回は舞台で観客たちの肯定的なエネルギーがそっくりそのまま感じられるので良いです。ただし、大きい事件がなく纎細な話なので、公演前からもっと真剣に臨まなくちゃいけないと考えました。暖かくて軽い印象の作品は俳優たちも気分が良くて、まかり間違えば浮いてしまうこともあり得るんですよ。

トゥリ役にチョン・ドンファ、チョン・ウクジン、ユン・ソホと共にキャルティングされました。長男ですね。

良心ってものが無いですよね(笑)。実は何回かお断りをしました。若い時は俳優として演技力とか何らかの表現がたくさんできる役割に魅力を感じましたが、年を取るほど暖かい作品がますます好きになってはいます。台本が面白くて、キャラクターが気に入ったので惹かれましたが、私がするにはちょっと・・・と何回も「誘わないでください!」と言いました。もう少し若いエネルギー、若い子たちのときめきが必要だと思ったんですよ。

4名から同じようなイメージが感じられますが。

そうですか? トゥリは表現に慣れていないだけで、自分の感性に率直な人です。子供のように単純に思考します。誰かが好きなら、好きだからただ面倒を見てあげたいと思うのです。簡単な事のようですが、だんだん難しくなるじゃないですか。年を取って難しくなる面もあるし、世の中がそのようになって行く面もあるし。すべてがとても便利になったあまり、人に対して真の関心がないように思います。トゥリは本質、それ一つだけに集中するキャラクターなので好きです。

同年代の俳優の中でこのようなイメージを消化できる俳優は稀です(笑)。普段の価値観や生き方が投影されるのではないですか?

実は、分別がついていないからなのか、そのような感性があるにはあります。現実的な考えをあまりしないようです。まだ結婚していないので、理想的なことをたくさん考える面もあるのでしょう。でも練習序盤は少し大変でした。幼く演じたくはなかったんです。それならば私がする理由がないじゃないですか、若い俳優が多いのに。それでこの作品が言おうとする話にさらにたくさん集中しました。このような作品はこれからは見ることで満足しなくちゃいけない、と言うことも悟りました(笑)。

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映画やドラマとは異なり、国籍から時代、キャラクターまで非常に多様ですから、現実との乖離が大きいように思います。

俳優はみな、このようなことを考えると思います。若い時は強いキャラクターをたくさん引き受けたりして、人物から抜け出すのにも長い時間かかりました。真面目な人物を演じる時は、日常で友達と冗談を言うのさえ難しかったんですよ。今はキャラクターとカン・ピルソクがバランスをうまくとって共存していると思います。真面目な役割をしてもはたき落として、また集中して、このような時間が以前に比べてずっと短くなりました。仕事と生活に区分されるというのではなく、今私が感じること、観客とどのように会うか、が重要です。それでこそ相手の配役がくれるものをそっくりそのまま受けることができます。

大劇場と小劇場、ライセンスと創作、うまくバランスを取っています。

考えてそうしているのではありません。どのような作品をしようか、に対してはたくさん悩みますが、今私がしたい話、この作品で何ができるか、が重要です。最近は配役に対してすごく悩みます。俳優として、また一度の過渡期と言いましょうか。どのようなものを眺めなければならないか... ミュージカルというジャンル自体の印象が若いじゃないですか。これからは色を濃く塗らなければならない年齢になったように思いますが、俳優カン・ピルソクがどのように色を付けなければならないか、悩んでいます。

今までたくさんの作品に参加されましたが、相変わらず、そしていつも変わらずやりたいと思っている作品はありますか?

<ラマンチャの男>です。私には唯一の作品です。実は30代序盤にする所だったのですが、周囲が止めたんですよ。あの時やらなくて良かったです。全然出来なかったでしょう。今やっても、自分にはない人生の深さがありますが、その年齢では表現するのにあくせくしたことでしょう。今は待っている状態ですが、それ以後提案をくださらないです(笑)。実はドン・キホーテはトゥリと似ている面があります。愚かでバカみたいに見えるので、人々は狂っていると言いますが、結局、本質に対する話なんですよ。

背景がイタリアのマナローラなので最後の質問として準備しました。一か月間、時間が与えられたら?

マナローラに発ちますよ(笑)。旅立つ時になってはいるのです。最近、大学路を歩いていて、露天のカフェを見るだけでもずっと座っていたいという考えるんです。以前は一、二ヵ月の旅行をたくさんしましたが、最近は短く休養地にだけ行きます。舞台に立つのが常に楽しくて面白かったですが、去年は仕事があまりにも多くて疲れました。少し長く旅立とうと思います!


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