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「笑う男」インタビュー記事(「ザ・ミュージカル」より)

<笑う男>のパク・カンヒョンくん、ヤン・ジュンモさんのインタビューをご紹介しますね^^

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▲「ザ・ミュージカル」7月号

ジュンモさんは、<笑う男>が終わったらしばらくオペラのお仕事が続くみたいですよ!
<笑う男>では早い段階でジュンモさんだけマッコンになりますが、その後イェダンでのオペラがあって、その後は勉強のために海外へいらっしゃるみたいです!^^

しばらく会えなさそうですーー。


元記事はこちら → themusical


インタビュー [COVER STORY] <笑う男> パク・カンヒョン、ヤン・ジュンモ[No.178]

運命の天秤の上で

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EMKミュージカルカンパニーが<マタハリ>に引き続き、野心満々で披露する二つ目の創作ミュージカル<笑う男>。 ビクトル・ユゴーの同名小説を原作にしたこの作品には常に笑っていなければならない男グウィンプレンと絶対泣かない男ウルススが登場する。 お金持ちの楽園、貧しい者の地獄の中を並んで迷う二人は、ただ流浪劇団の舞台の上に出る時だけ甘い拍手喝采を味わう。 グウィンプレンとウルススを演じる俳優として名前を上げたのは最近大型ミュージカルの主演を幾列にも占めている恐ろしい新陣パク・カンヒョンと、いつも作品の重心を心強く取ってくれる俳優ヤン・ジュンモ。 二人の俳優が一緒に描いて行<笑う男>は果たしてどのような姿だろうか?

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パク・カンヒョン、恐れのない疾走

遅い夕方、練習を終えて撮影現場に到着したパク・カンヒョンの両頬に赤い口紅の痕が鮮明だった。 原因を尋ねると、キャラクターに移入するために口紅で裂かれた口を描いてランスルーをしたという解明が帰って来た。 <笑う男>の主人公グウィンプレンは小さい頃に犯罪集団に拉致されて口が耳まで裂かれた人物。 それで彼の顔は常に本心とは関係なしに笑っている。 フランスの文豪ビクトル・ユゴーが作り出したこの矛盾的なイメージは後日<バットマン>のジョーカーを始めとした多様なキャラクターのモチーフになった。 パク・カンヒョンがグウィンプレン役でオーディションを受けたのも、この強烈なキャラクターに魅力を感じたからである。 「映画俳優ジャック・ニコルソンが演じたジョーカーが好きです。 グウィンプレンがジョーカーのモチーフになったキャラクターということを知って気に入りました。 この作品が持つ暗くて陰うつな雰囲気にも引かれました。 題目は<笑う男>ですが、その中を覗き見れば誰も幸せな人がいない話です。」

この短い返事は二つの点で驚くべきであったが、まず若い俳優がヒス・レジャーのジョーカーではなくジャック・ニコルソンのジョーカーが好きであると話した点が独特で、いつも淡々としていて楽観的と見られるパク・カンヒョンが陰うつな話に引かれるという点も意外だった。 継いで彼が自分とグウィンプレンの共通点として内面の陰に言及した時は、パク・カンヒョンにも<笑う男>のように明らかにならない裏面が存在するかもしれないという考えが浮かんだ。 「幼い時から一人でいる時間を楽しみました。 憂鬱さから脱しようとせずに体をゆだねる方ですが、そうして派生された考えや感情の中でたくさん感じて学ぶんですよ。 グウィンプレンも傷のために部外者との接触を避けてかなり寂しい時間を過ごしたことでしょう。 心の中のどこかに常に暗い面があるというのが私とグウィンプレンの共通点ではないだろうかと思います。」

しかしミュージカル<笑う男>のグウィンプレンには <ノートルダム・ド・パリ>のカジモドや <オペラ座の怪人>のファントムとは異なる点がある。 キャラクター紹介にも明示されているように、彼は「奇形だが官能的な青年」であり、実の兄妹のように一緒に寝るという純粋な少女デアと、魅惑的な貴族女性ジョシアナの愛を独り占めする。 「大人になったグウィンプレンはデアに対する感情が果たして愛だろうか、それとも単純な兄と妹の間の友愛だろうか、混乱している状態です。 そうして生まれて初めて貴族女性ジョシアナに会ってその美しさに魅かれます。 他の人々がグウィンプレンの顔をあざ笑うのと違い、ジョシアナは彼の顔に魅力を感じて近付いた人です。 おかげでグウィンプレンは自分も他人のように幸せになることができるかもしれないという希望にあふれます。 しかしそれと同時に、初めてデアを忘れたという罪悪感も感じたと思います。 結局ジョシアナとの出会いを通じて、グウィンプレンは自分が本当に愛したのはデアだったということを確信するようになります。」 目の見えないデアはグウィンプレンの醜い顔ではなく綺麗な魂を見てくれる唯一の人物。 パク・カンヒョンは「そのきれいな魂も実はデアからもらったもの」という見解を付け加えて二人の切ないラブストーリーに対する期待を植えつけた。

グウィンプレンを選択の岐路に立たせるのは単に愛だけではない。 貧しい流浪劇団の道化役者だった彼は一歩遅れて生まれが明かされ新しい運命を迎える。 「2幕の幻想シーンが大きなターニングポイントです。 貴族家門に生まれて愛された小さい頃の幻想、そして貧しい人々の中で笑う顔を売って生きて来た過去の時期の幻想。 二つの幻想を見終わったグウィンプレンは自分が誰なのか悩みます。 そして自分がクランチャーリー公爵であることを受け入れると同時に、相変わらずグウィンプレンであることを忘れないと心に決めます。 自分が得た力を利用して金持ちだけではなく皆のための世の中を作るのだ、と。 その渦巻く感情を速い展開の中で表現するのは容易でありません。」 グウィンプレンの養父ウルススが不公平な世の中を憎悪しながらも与えられた運命は替えることができないと信じる人物なら、グウィンプレンはそれにもかかわらず自分の運命を、世の中を変えようとする意志を持った人物である。 パク・カンヒョンはグウィンプレンのこのような開拓者的な側面が自分と接する点があると言った。 「誰かが、「私がしてみたけど、これはではなかったよ、だから君にとってもそうではないだろう」と言っても、よく聞かない方です。 私にとってどうであるかは、私が経験してこそ分かる、という主義なんですよ。」

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新しい経験を怖がらないパク・カンヒョンにとって、去年1年間はまさに挑戦の連続だった。 JTBCサバイバルオーディションプログラム<ファントムシンガー2>出演を筆頭に、各種コンサート、芸能番組、ラジオに顔を出し、同時にミュージカル<七書>、 <光化門恋歌>、 <キンキーブーツ>で相次いで主演を引き受けた。 今回の舞台も手強い。 莫大な資本が入った初演創作ミュージカルの主人公、さらに彼と同じ役割でキャスティングされたのは歌手パク・ヒョシンとスホだ。 強力なチケットパワーを誇る大衆スターと比較されるのは負担でないだろうか? 確かにうんざりするように受ける質問であるようで訊ねようとは考えていなかったが、対話の途中でパク・カンヒョンが先にキャスティングの話を持ち出した。 「パク・ヒョシン兄さんやスホさんが公演する回はチケットを求めにくいはずです。 だから<笑う男>が見たければ私を観なければ。 私を観にいらっしゃるしかないです!」 特有のやわらかい口ぶりで何事もないように冗談を投げる彼の姿に見つめる者の心も爽快になった。 彼がこのような事で容易に萎縮しない俳優ということを知ったので、これからは彼の言葉どおり、気楽にパク・カンヒョンの<笑う男>を楽しむ事だけが残った。

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ヤン・ジュンモ、根気ある前進

「俳優たちの間でウルススを呼ぶ言葉があります。 ツンデレ、慶尚道男、悪口屋のお婆さん。 どのような印象なのか分かるでしょう?」 ミュージカル<笑う男>のナレーターであり流浪劇団の団長ウルススは悲観的で冷ややかな面とユーモラスで親しい面を同時に持つ複雑なキャラクターである。 この冷たくて残忍な世の中に同情なんか期待するなと叫びながらも、吹雪の中を彷徨う口の避けたちびっこグウィンプレンと目が見えない赤ん坊デアを無視することができず受け入れるのはまさに彼である。 ヤン・ジュンモはこの暖かくて人間的なキャラクターに引かれて<笑う男>に参加した。 「二重的な面を持った人物ですが、表現するのに大きな難しさは感じません。 私の性格自体がウルススと似ている面があるんですよ。」 彼の言葉通り、容易に近付きにくい印象と違い2014年からNGO団体「キア対策」の広報大使でとして活動してきたヤン・ジュンモの暖かい履歴はウルススと重なる点がある。

これだけではなく、ヤン・ジュンモの前作を知る観客なら血のつながらない息子と娘を連れて流浪公演を開くこの気むずかしい男から、ある種の既視感を感じることができる。 特に父と葛藤をもたらした息子が去って、目の見えない娘だけが父のそばに残る場面でである。 「我知らず、<西便制>のユボンの演技が飛び出すんです。 特に、父のように生きてたまるかというグウィンプレンと言い争いをする場面では、しきりに<西便制>の「철없는 혈기(分別のない血気)」というナンバーが浮び上がって、心で「考えちゃダメ!」 と言って愚痴ります。」 しかし今作品の焦点は家族間の葛藤と和合ではなく、グウィンプレンの一味違うラブストーリーにあるとヤン・ジュンモは釘をさした。 「<笑う男>はグウィンプレンが自分が心からいなければならない所はどこなのか、心から愛する人は誰なのかを悟る話です。 その過程が観客によく伝達されることを願います。」

<笑う男>がヤン・ジュンモに投げてくれた一つの難題は、外でない涙の演技。 自らいくら大変でつらくても「絶対泣かない男」と紹介するウルススのせいで、ヤン・ジュンモは演技中ふっとほとばしる涙を堪えなければならない苦しみに悩んでいる。 「没入して演じてみると、ずっと涙が出て、それを調節するのが大変です。 劇中ウルススが泣く場面は一つだけあるのですが、その場面をどう演じなければならないかも悩みです。 ウルススが単に涙の多い人みたいに見えたらダメなのですよ。 俳優が観客の泣く役割まですべて泣いてしまってもダメですし。 感情調節がカギだと思います。」

普段涙がでない方だという彼が舞台上で涙が出なければどうしようか心配を下ろしたのは<英雄>に出演してからである。 「安重根義士の感情が私に浸み込んで自然に涙が出るんですよ。 公演をして一回でも偽りで泣いたことはないです。」 表面的な演技ではなく真正性ある演技が俳優の最も重要な資質ということは今もヤン・ジュンモの固い信条。 2005年のデビュー以来休まずに舞台に立つことができた秘訣を尋ねる質問にも、彼は同じ返事を出した。 「たまに私も気になります。 なぜ製作陣と観客がずっと私を訊ねてきてくださるのか? たぶんそれは私が格別に凄いからではなく、舞台上で真正性ある演技を見せてあげようと努力するからだと思います。 過去には先輩たちが演技が詰まる部分をつかんで愛護まで悩んで演出と戦ったりまでする姿を見て理解できませんでした。 でも今はなぜそうだったのか分かります。 詰まる部分があれば私の中でどうにかしてでも答えを探さなければならないです。 それでこそ心より演じることができるんですよ。」

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ヤン・ジュンモは今年の下半期から長期間夢見てきたオペラ活動にも拍車をかける予定である。 その第一歩として来る11月芸術の殿堂で世界的な演出家アヒム・プライアーが演出するオペラ<ラインの黄金>に出演する。 「声楽を専攻したのでオペラに対する喝きが残っています。 6~7年前からまたオペラ舞台に立つための声のトレーニングをして来たんです。 実は<笑う男>を終えてオペラを勉強しにアメリカ留学に行くつもりだったのですが、経験だと思って受けたオーディションに合格して、すぐにキャリアを積むことができるようになりました。」 2005年<ランメルモールのルチア>以後ヤン・ジュンモがオペラ舞台に帰って来るのはおおよそ13年ぶりである。 彼は今回の舞台が事実上自分のオペラデビューだと思っている。 「ワーグナーのオペラは他のオペラに比べて演技力をたくさん要求します。 その他のオペラがドラマを音楽で表現したら、ワーグナーのオペラは音楽をドラマで表現すると言うことができます。 私が選ばれた理由も多分それだと思います。 しかし今後、他のオペラにずっと出演しようとすればさらに努力して声を作らなければなりません。 11月公演が終わればニューヨークに居所を移し、現地でレッスンを受けて活動を続けて行こうと思います。」

もちろんミュージカルとオペラを行き交って活動するのは言葉のように容易な事ではない。 ジャンルによって声を出す方式、感情を表出する方式が完全に違うからである。 しかしヤン・ジュンモは道が険しいからといって夢を放棄するつもりはない。 躊躇する時間に計画を立てて目標に向けて一歩一歩進むだけである。 「ヨーロッパではたまにオペラ歌手が自分が属した劇場のミュージカルに出演したりしますが、反対にミュージカル専門俳優がオペラを兼ねるケースは捜しにくいです。 目新しい挑戦ですよ。 今まで二つのジャンルを並行するための声を作ってきましたが、今後さらに多くの時間が必要なはずです。 どのくらい時間がかかるか分かりませんが、やってみます。」
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