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「バンジー」カン・ピルソクさんとキム・ジヒョンさんのインタビュー記事

先日ご紹介したバンジーバックステージ映像を見ていた時、「そういえばキム・ジヒョンさんがピルソクさんのことを「ピーターパンのようだ」と言っていたよな~~」と思ったのですが、その時はどこで読んだのか思い出せず・・・。

探しました。「ザ・ミュージカル」6月号の記事でした。
これ、まだご紹介してなかったですね・・・ということで、今回アップいたします!^^;

お二人のバンジー愛を知れば。。。

<バンジージャンプをする>を観たくな~る、観たくな~る、観たくな~る・・・^^




元記事はこちら → themusical


インタビュー[スポットライト] <バンジージャンプをする> カン・ピルソク&キム・ジヒョン

一度も観ない人はいても、一度しか観ないという人はいない。同名の原作映画を舞台に移した<バンジージャンプをする>を表現するのにこれより適切な修飾語はないであろう。2012年に初演し、翌年に再演した後、久しぶりに帰ってきた<バンジージャンプをする>。それだけに誰よりこの作品を深く愛した二人の俳優カン・ピルソクとキム・ジヒョンが再びこの舞台に立つことはもしかすると当然のことかもしれない。最高の愛を突然失ってしまった男性の前に再びその愛が現れ、人生を完成させる濃厚なラブストーリー。この作品に再び出会うというときめきで一杯の二人の話を聞いてみよう。

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再び夢見た瞬間

<バンジージャンプをする>が再び舞台に上がるという便りを聞いたとき、どのような気持ちがしましたか?

カン・ピルソク:去年の夏の終わりごろだったでしょうか。そのころに制作会社から今年<バンジージャンプをする>をするようになると思う、という話を聞きました。 実は去るシーズンで今回が最後だという考えで参加したので、公演が終わった日は本当にたくさん泣いたんですよ。最後のカーテンコールであのように泣いたのはあの時が初めてだったと思います。 私が普段公演をするとき、本当にあまり泣かないんですよ。新人時代の時も最後の日に涙一、二粒を流す程度でしたが、あの日は抑えきれないくらい涙が出ました。でも、いざまた公演をするという話を聞いたら、私も当然参加しなくちゃ、という気がしたんです。 他のものより、この作品が今後もう少し生命力を持つことができるように軌道に載せたい気持ちが大きかったです。執着といいましょうか(笑)。

キム・ジヒョン:私が客席でその最後の公演を観ましたが、お兄さんがカーテンコールですごくたくさん泣いていたのを覚えています。 実際、公演が本当に終わった日、その翌日私が公演する日だったのですが、私にはお兄さんと(チョン)ミド、(イ)ジェギュンがするその公演が最後のように思いました。多分三人がみんな初演から参加したメンバーだったのでそのように思えたのでしょう。何というか、<バンジージャンプをする>の生き証人たちが目の前から消える感じがしました。カーテンコールの時、(イム)ギホン兄さんが、目を真っ赤にして泣いて他の俳優たちまで涙の海になったのですが、今考えてみればみんなこの公演が最後かもしれないということをおぼろげながら考えていたみたいです。簡単に再公演の話が出るほど興行成績が良くはなかったんです。でも、このように久しぶりに再公演をするというのでとても嬉しかったです。私も<バンジージャンプをする>がずっと公演される作品になるのを望んでいましたから。

カン・ピルソクさんは、この作品が表舞台に上がる前の開発過程からずっと一緒にしていたので、愛着が特別であるしかないと思います。

カン・ピルソク:私が<バンジージャンプをする>の台本を初めて受けた時はおそらく2009年だったと思います。 だからこの作品に会ってからほぼ10年になるということです。 普通は作品がある程度完成された状態で俳優が合流するものと決まっていますが、<バンジージャンプをする>の場合はフリープロダクション段階からものすごくたくさんの話を交わしました。曲が完成されるごとに聴かせてくれて意見を尋ねるという方式です。 そしてワークショップから初演、再演、今回の公演まで、毎回演出家が変わるので、私の頭の中には100個ほどの異なるバージョンがあるようです(笑)。それほど愛情をたくさん注いだ作品です。 個人的に凄く大変だった時期に出会った作品なので、いっそう愛着が湧いたりします。

お二人は同じ大学の先輩後輩の間ですから、かなり長時間お互いを知りつつ過ごしたことになりますよね。<バンジージャンプをする>にキャスティングされたという知らせを聞いたとき、お互いどんな点で相手がイヌ、テヒに似合っていると思いましたか?

カン・ピルソク:私たちは学校に通っていた時も親しくなかったし、今も親しくないからよく分からないですが(一同笑)、実際私は初演からテヒ役にジヒョンを推薦しました。言葉では表現しにくいのですが、何となくジヒョンが持つ雰囲気がテヒによく似合うと考えたんです。スケジュールの問題で出演は不発になりましたけど。うーん。私の考えでは、テヒ役を担当する俳優たちは一般的な俳優のフォースとは少し距離があるというか、別の色合いがあるように思います。テヒは直接的に魅力をアピールするのではなく、自分が持つ魅力がほのかに伝わらなければならないキャラクターです。そして少しとんでもない面もなければならないという点で、ジヒョンとよく似合うキャラクターです(笑)。

キム・ジヒョン:少し前に練習室で演出家がピルソクはそのままイヌのようだから練習しなくても良いと言った時がありますが、お兄さんは本当にそのままソ・イヌのような人です。 性格の多くの面がイヌに似ています。 相変わらずピーターパンのように純粋な部分があるのもそうですし、私が見るには恋愛も下手だと思います(笑)。周辺の同僚たちを見れば、ものすごく遅い年齢でも愛のために悩む人々が多いんですよ。 状況によっては情けないことですが、また一方では愛について相変わらず熱い気持ちを持っているからそうなのだと思います。 でも私にはピルソク兄さんもそんな印象です。 誰かにハマればその人をすごく長い期間深く愛すると思います。 違いますか?(笑)

過去5年間、<バンジージャンプをする>が特にたくさん思い出されたときがありますか?

キム・ジヒョン:ある瞬間に特別懐かしく思ったというより、ただふと思い出しました。 ある日突然記憶がやってくると言わなければならないでしょうか。 あ、音楽がたくさん愛された作品なので、周囲で'バンジージャンプを歌ってください、という話をたくさんします。 思い出したついでに久しぶりに歌を聴いてみれば、あれこれ映像まで探すようになって、記憶がよみがえります。私たち本当におもしろく公演したな、あの時は本当に良かった、このような感傷に浸りながら。<バンジージャンプをする>は不思議なことに、観客として初演を見た時、この作品は本当に良いと思ったんですよ。 でも直接練習してみると、さらに良いんですよ。 そして練習より公演する時がより一層いいです。本当に不思議な作品です。


愛がくれる感動

お二人とも、特にお好きなミュージカルナンバーがあると思いますが、いつ聴いても本当に良いな~と感じる曲はありますか?

カン・ピルソク:私は「그게 나의 전부란걸(それが私の全部だということを)」が一番良いです。 この曲は本当に名曲だと思います。 私の記憶が正しければ、多分この曲が<バンジージャンプをする>で一番最初に完成された曲だったと思います。 でも率直にいって、初めて聴いた時は今ほどには好きではありませんでした。 リフレインで「君を愛している、私は君を愛している」という歌詞が繰り返されますが、とても直接的な表現のようで少しぎこちなかったんです。 でも公演をしてみると、なぜこのような歌詞が出るしかないのか、とても理解できます。 今回再公演をすることにしてから久しぶりにまた音源を聴いてみましたが、わ~、今更ながら本当によく音楽を書いたなと思ってすごく驚きました。音楽性自体も優れていますが、故意であるとか誇張された部分がなく、音楽とドラマが一つにうまく絡まっているという点が特に素晴らしいです。 ウィル(アランスン)とパク・チョンヒュの2人がドラマを正確に理解して曲を書いたから、このような優れたミュージカルナンバーが出来たのだと思います。

キム・ジヒョン:私はイヌとテヒが踊る場面で流れるワルツが一番好きですが、ちょうど数日前にワルツ場面の練習をして、もう一度この曲の真価を確認しました。 ワルツが流れる瞬間、空間全体がぱっと変わるような印象を受けたんです。 他の楽器はなくピアノだけで伴奏をするのですが。 1幕エンディングシーンでイヌがテヒを待つ時にワルツがもう一回流れますが、あの時も本当に鳥肌がぱっと立ちます。

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久しぶりにまた台本を読んだ所感はいかがでしたか?

キム・ジヒョン:初リーディングの日、みんな集まって台本をじっくり読んでみましたが、本当に詰まること無くすらすら読みました。それくらい話の流れがスムーズだということです。元々こうだったかなと思うほど面白かったりもしました。私たちの作品でシーンステイラーとしての役割をするイヌの友達のキャラクターを適材適所に入れてありました。久しぶりにまた他の俳優たちと一緒にこの台本を読みながら、「その通り。やはり良い台本だった。」とずっと思いました。私個人的には、過去の公演では私が考えるテヒというイメージの中に閉じ込められていたと思いますが、今回は少し開いておいてやってみようと思います。とにかく演出も変わりましたし、舞台デザインも新しくするので、少しずつ変わる部分があると思います。もちろんこの作品で話そうとする本質的な話は変わることはないでしょうが。

愛を扱う作品は世界に多くあります。その多くのラブストーリーの中で<バンジージャンプをする>ならではの魅力があるとすれば何だと思いますか?

カン・ピルソク:この作品は私たちが夢見るラブストーリーを伝えるようです。原作映画にも出てくる有名なセリフがあるじゃないですか。 愛するために愛するのではなく、愛するしかないからあなたを愛するというセリフ、何かが私たちを引き裂くとしても再び会って愛しますという気持ちは本当に夢のようですが、だから美しいのだと思います。 年を取ったからそうなのか、ラブストーリーがだんだん好きになります。胸を重たくする作品はその中にどんな方法であれ愛が存在しましたから。

キム・ジヒョン:私も同じです。イヌとテヒの愛はとても夢のような愛です。 いつかふとそんなことを考えたことがあります。恋人たちが別れる時、「私はもう君をもう愛さない」 こんな話をしょっちゅうするじゃないですか。 私が一時はあまりにも熱く愛した人ですが、その愛が変わって、さらにはこれ以上愛していないと感じるようになる時、その瞬間とても悲しいだろうなと思います。 そんな瞬間が永遠に来ずに、一人を永遠に愛することができたら、それこそ本当に祝福される生ではないだろうか、という気がしました。 ピルソク兄さんの言葉のように、私も年をとりながらむしろラブストーリーがもっと好きになります。愛とは一体何だろうか、今でも気になります。

何故、年を取るごとにラブストーリーがより好きになるのだと思いますか?

キム・ジヒョン:ある意味、それが人生で最も重要な生のすべてですから(笑)。 少し前に<ドクタージバゴ>を観て、再び感じました。 あ、結局すべての話の終りは愛なんだな、逆境の中でも人が人を生きて行かせるのは愛の力じゃないですか。愛はすべてを可能にします。 なので人間が違う存在に抱くことができる最も熾烈で偉大な感情は愛ではないかと思います。必ずしも男女間の愛だけではなく、すべての関係、すべての種類の愛です。 例えば子犬に対する愛も。ピルソク兄さんは子犬を飼っているんですよ(笑)。 

カン・ピルソク:以前飼っていた子犬が死んでから、本当に久しぶりにまた子犬を飼い始めました。 生まれてからもう9ヶ月になりますが、可愛いことこの上ないです(笑)。私の考えで、年をとるほどラブストーリーがさらに好きになる理由は、多分ますます生が単純になるからそうなのではないかと思います。年をとることによって人生のいろいろ異なっていることがそれほど重要ではないなという悟りのようなものを得るようになりました。 なので今は、愛のない、見かけだけそんなように包装した作品を見るのが、だんだんしんどくなります。見たら心が虚しくなるというか、何ら感動がないからです。 愛はすべての感情の源泉です。

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これは少し異なる話ですが、<バンジージャンプをする>の運命的な愛のような作品に出会ったことはありますか?

カン・ピルソク:私には<バンジージャンプをする>がそんな作品です。 この作品のワークショップ台本を初めて貰った時期、私は済州島にいたんです。ちょっと数日遊びに行ったのではなく、初めから6ヶ月程度休むつもりで行ってたんです。 あの時、個人的に辛い時間を過ごしていて、再充電の時間を持たなくちゃいけないと考えたんです。でも済州島に行ってから一か月半くらい経った時<バンジージャンプをする>の台本を頂くようになりました。若い頃、原作映画を観てすごく面白かった記憶がありますが、これをどうやってミュージカルにするのか気になりました。 私の記憶では原作映画がすごく穏やかな雰囲気の作品だったはずだから、ミュージカルは想像できませんでした。それで初めは出演を辞退したのですが、後に歌を聴いて、すぐにソウルに戻りました。済州島に6ヶ月間住む家も用意しておいた状態でしたけど(笑)。 ワークショップ公演の準備過程で作品を作る面白みも再び感じたし、私にはいろいろ意味ある作品です。

キム・ジヒョン:私は<キム・ジョンウク探し>です。ミュージカル俳優として私の開始点になった作品でもありますし、人間キム・ジヒョンとしても本当にたくさんの変化を感じた作品だからです。初演したときの記憶はいまだに生き生きしていますが、俳優として固有のキャラクターを持つオ・ナラ姉さんとアン・ユジン姉さんの間で中途半端な私はどうしなければならないかとてもたくさん悩みました。活発で快活なキャラクターに合うように性格も変えようと努力もしました。当然最初から簡単には変わりませんでしたが、いくつかのシーズンに参加しながら次第に外向的に変わっていきました。おそらく心の余裕ができてそうだったのだろうと思います。もともとどこに行こうと静かにしている方でしたが、ある瞬間から<キム・ジョンウク探し>チームでガイドのような役割をするようになりました。チームに新しいメンバーが入って来れば、ガイドのように面倒を見ます(笑)。俳優としても一人の人間としても、多くの変化をくれた作品です。

最後に、<バンジージャンプをする>が観客にとってどんな公演になることを願いますか?

カン・ピルソク:私が知っている限り世界で最も無愛想な兄さんが昨シーズンの公演を見に来たことがありました。私より年齢もずっと上で、普段は感情表現をあまりしない方なんですが、公演を見て心の片隅がとてもずきんとしたというんです。 公演を見ている間ずっと二十代に帰ったような気分だったと、私にとてもありがたいと言ったそうです。 その言葉に本気が感じられて、その瞬間とても感動的でした。 私はイヌとテヒの切々たる愛は、生きていながら誰でも一回は感じる感情だと思います。 この人でなければならないような、 この人なければ死ぬような、そんな気持ちです。私たちの公演を見てそんな気持ちを思い浮かべることができたら嬉しく思います。


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