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そろそろ・・・許してあげたら?^^;

舌禍問題のあった<報道指針>ですが、結構・・・状況が深刻ですね。。。(-_-;)

公演場であるスヒョンジェシアターの客席規模は約250席。
これに対し、インターパークでの残席は150前後、YES24での残席は50前後ですから、空席は200!
その他の前売りサイトもあるでしょうから、5分の1も入っていないということになります。

この舌禍問題についてはこちらの記事であげました。 → 

観劇の中心顧客層である20~30代の女性たちを蔑視した(と見られている)発言が元なんですが、確かにこのプロデューサーさんの発言は軽率だったと思います。でも一方で、お客さんたち(になる筈だった方たち^^;)にも、「ここまで過剰反応することでもあるまいに・・・」と思うのですが・・・?

「抗議する」のは妥当だと思いますが、行き過ぎはどうかと思います。
態度を改めてほしいということであって、公演を潰すことが目的ではないですよね?

もちろん、約50人の観客も20~30代の女性、とのことですので、割り切って考えられる人もいるということですから、今後そのような方が増えてくれたらと思います。作品の力で乗り切ってくれたら、と祈るばかりです。


それにしても・・・謝罪って本当に難しい。。。
でもこのプロデューサーさんは、謝罪文を2回あげた後もそれでおわりにしようとせずに、インタビューを受け、自分の考えや気持ちを相手の質問に直接答える形で述べた点は、評価に値すると思います。
元記事はこちら → 文化ニュース


[単独インタビュー] 言葉の力を見せてあげるという期待作<報道指針>の言葉の誤り…「広報指針はなかったのか?」

「<報道指針>をボイコットします。」

去る週末、大学路スヒョンジェシアターで幕をあげた演劇<報道指針>がソーシャルネットワークサービス(SNS)で話題になった。 だが公演をよく見たという意見ではない、「公演ボイコット」という表現が大多数であった。

今回の事態の発端は26日の公演初日、備えられた新聞型小冊子から始まった。 この小冊子には公演紹介及びイ・ソンモLSMカンパニー代表プロデューサーの企画意図が書かれていた。 企画意図は次のようである。

「セウォル号事件によって国全体が沈んでいたし、公演界には全般的に若い女性を狙った軽い公演だけがあふれるのを見て、その状況から脱皮してすべての世代と性別で共にできる公演を作りたかった。」

下線を引いた部分で「女性卑下」発言論難が提議された。

実際にこの文章に接したファンは初日公演が終わるやいなや該当の部分を取っておいて問題を申し立て、以後世論が急激に悪くなった。 公演コラムニスト「デュナ」もやはりコラムで該当の文言に対して皮肉った。

論難が起こった夜、イ・ソンモ代表は謝罪文を本人のSNSと演劇<報道指針>公式SNSにあげた。

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▲ イ・ソンモプロデューサーがあげた一回目の謝罪文


<謝罪文1>
こんにちは。演劇<報道指針>製作者LSMカンパニーのイ・ソンモです。
すでに公演場に来てくださった、そして私共の公演に関心を持ってくださった多くの方々に頭を下げてお詫び申し上げます。
私個人の浅い考えと表現が多くの観客の方々に、そして共にしてくれる俳優やスタッフの方々に大きな傷を与えてしまい、本当に申し訳なく思っています。心より非を詫びたいと思います。私が軽率でした。
更に良い公演を作りたいという気持で、そして公演を愛してくださる方がもう少し増えたらと思う気持ちで、今の公演コンテンツの傾向を批判的に見つめたことであり、若い女性の観客の方々を卑下しようという意図は決してありませんでした。
配布した小冊子は全部回収処置をとりました。印刷された2万部すべて破棄処分し、該当部分の文は全体削除し再度印刷いたします。
心よりお詫び申し上げます。もしお会いできれば、対面できれば、頭を下げてお詫びいたします。
私たちの作品、演劇<報道指針>は老若男女誰もが見れるという点を強調したいです。この文を読み・・・多くの学生たちが、先生がたが、「それなら私も一度観に行かなきゃ」と思ってくださったらという心から言った表現でした。この渦中に大きな誤りがありました。
間違っていました。もう一度心よりお詫びいたします。



しかし謝罪文は観客の心を取り戻すことができなかった。 むしろ急いで書いて出したような文の内容でさらに多くの非難の矢を受けなければならなかった。 数百枚のチケット取り消しも発生した。 結局、29日2次謝罪文が公式SNSを通じて掲載され、「23日以前に前売りされた観客の中で取り消しをしたとか、手数料なしに取り消しを願う観客はお問い合わせ願います」という内容の公知が相次いで掲載された。

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▲ イ・ソンモプロデューサーがあげた二回目の謝罪文


<謝罪文2>
演劇<報道指針>に関心を持ってくださる多くの方々へお詫びいたします。
こんにちは。演劇<報道指針>製作者LSMカンパニーの代表/プロデューサーイ・ソンモです。
多くの方々が関心を持ってくださる良い作品に、芳しくないことで深慮をおかけしたことで心より頭を下げて謝罪いたします。
土曜日の公演以後、多くの経路を通じて多くの方々のお心を害したことに接しながらも、何をどのようにしたらいいのかわからず、きちんとした対応も深重な謝罪もできないまま、二日間と言う時間をただ過ごしてしまいました。
その間、多くの叱責と助言を通じ、私の未熟さを振りかえるようになりました。
作品を通じ、「言葉の力」をお見せしようという企画意図を持ったにもかかわらず、実際観客の方々に対する私の言葉や行動には真性さが不足していました。
特に「若い女性たちを狙った軽い公演たち」という私の表現について、謝罪いたします。私に間違った認識と傾向が深く打ち込まれていたということを悟りました。心より反省し、許しを求めます。
みなさんのどんな意見も叱責も有難く頂戴いたします。
愚かで未熟なプロデューサー一人のために、観客のみなさんとこの作品の演出、作家、俳優、スタッフ、企画広報チームの仲間たちにたくさんの深慮をおかけしました。
また多くの同業関係者たち、作品に渾身する製作者たちにも謝罪いたします。
常に謙遜し腰をかがめて反省し、同じことがおきないように努力いたします。
いつもみなさんの意見に耳を傾けることを約束いたします。
ありがとうございます。
2016年3月29日
LSMカンパニー(株)
演劇 報道指針 イ・ソンモ 拝上



実際に、「若い女性」観客層が演劇とミュージカルの主要消費層になっていることは大型前売りサイトの前売り率分析などを通じて確認することができる。 ただし、この「若い女性」観客が「軽い」公演を見て回るということはイ・ソンモプロデューサーが観客の趣向を勝手に評価したことであった。 本当に「若い女性」は「軽くない」公演には関心もなく理解ができないのか?

荒唐にも今回の事は1980年代マスコミ弾圧を素材に「言葉の力」を見せてあげようという作品の企画意図が消え、逆に矢を撃たれた場合となった。

謝罪文よりさらに詳しい話を訊くために演劇<報道指針>製作社であるイ・ソンモLSM代表に難しい状況ながらも会った。 観客が主に非難した内容に対してもう少し詳しい解明をききたかった。

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Q:広報小冊子にある文言に対する意味をききたい。
まず若い女性の方の立場で気分を害することがあるということを今回はっきりと知るようになった。 間違って表現したということを認める。 私が公演を見る女性なら、気分が悪いことと思って痛烈に反省している。

演劇<報道指針>の主題は国家、正義、権力、主権、国民などのキーワードがある。 愛、友情を話す作品ではなく、単語自らの重みがある。 「最近やった公演より重いです」という表現を極大化したかった。 「既存公演は軽くて、私たちの公演は重い」という言葉を一般人が感じる時は卑下する意図だと思うこともあることを同感するようになった。 うちの職員さえその表現に対し出して私の味方にはなってくれなかった。

Q:「軽い公演」と言った理由は何か? ジャンルの差のためか?
ジャンルの差ではない。 公演企画10年目だが、主題と関係なくジャンルの範疇は変わることができると思った。 観客層を広げたいという意向があった。 大学路創作公演は20~30代女性観客が支えているし、この点に対してはまことに感謝させていただいている。 私の言った意図はその方たちが嫌いであるというのではなく、その方たちだけではなくもう少し多様な階層が来たら良いというものであった。 特におじさんやお爺さんがたくさん来たら良いという意味であり、若い方々が来なければ良いということではない。 そのため「若い女性だけが見る公演は作りたくなく」という間違った考えが無意識的にあったようである。

Q:ここに「軽い公演」が一角では「高級な社会批判的演劇」と比べた「低級な」公演の意味と見えられる。
低級であるという表現では絶対ない。 私は興行作を作った製作者ではない。 私はマニア公演、人気ある公演、いわゆる「Top 3」の中に入る公演を作ったことがない。 私がどうして低級な公演と高級な公演の差を話すだろうか。

Q:20~30代の女性観客を狙ってキャスティングをしたことは「不合理説」という意見もある。
チケットパワーというのを考えてキャスティングしたのではない。 作家や演出が一緒にキャスティングしたから、このキャラクターをよく演技することができる俳優を渉外しようと思った。 うちの俳優の平均年齢は「40」に近い。 本当に長期間演技をした俳優が必要であった。 その方が女性ファンたちを確保するという事実は知っていたが、彼が女性ファンを保有しているからキャスティングしなくちゃいけないというより、人物に合うキャラクターが必要であった。 一番論難があるのは「ドンギョル」を演技したエノク、チェ・デフン俳優。 実際にはないキャラクターだが、このキャラクターはハンサムな金持ちの息子で、お金の心配がない貴公子のように見えるキャラクターということでキャスティングした。

Q:一回目の謝罪文が開幕日である26日の夜に上げられたが、誠意がなさそうだという指摘を受けた。
一回目の謝罪文はとても素早く書いたものだ。 認める。 私の恥を隠して、自尊心を守ろうとする謝罪文であった。 それで本気が伝達しなかった。 このくらい言えばいいだろうと思った。 二回目の謝罪文では、私が一回目の謝罪文で隠したいのが何だったかと考えた。 誤った認識に対する謝罪文を続けて書いた。 ファンの皆さんが怒りが解けないことも当たり前であると思う。

Q:過去「フェイスブック」に自分の公演が前売り順位17位に上がって「苦々しい」という表現をあげた事がある。 今回の公演と関連つけて本人の文が共有されている。
当時1位から16位までの公演をよく見れば、数十億から百億を超える製作コストが投入された作品があった。 当時私たち製作コストは1億5千万ウォンであった。 それで苦々しかった。 まるで私が能力が不足で1.5億の作品を作って順位が低くなったようで苦々しく思った。 能力不足に対する嘆きであった。 もちろん今回の小冊子で関連付けられることができる部分は認める。 しかし当時、状況がとても大変であった。 良いプロデューサーが良いキャスティングを作って、良い観客を吸収する状況に、私がもう少し投資能力があったら良いと思った。

Q:それで一部のファンはむしろ当時の文に「これから1位になるように努力する」と書いたら良く見えると話した。
フェイスブックに書き物をするというのは私にとって臨時に処理することであったので、多くのことを省略して書いた。 今回をきっかけにフェイスブックが個人空間ではなくて広場の性格を持つということを知るようになった。

Q:今回の事を心配をする俳優にはどんな話をしたか?
昨日(3月29日)俳優に正式で頭を下げてお詫びした。 感謝したのは、俳優とスタッフたちが私を許してくれなかったことだ。 私が腹立たせたファンはまさにその方たちのファンであるからである。 演出、作家、俳優に感謝したことは「許さない。 今背を向けているた観客が君を許す時、許すだろう。 ずっと見守ろう」と言った点である。 むしろ事細かく誤った部分を示しながら教えてくれた。

Q:最後に言いたいことは?
観客の方々が気分を害し、頭に来た部分に対して考えなく「まずは間違ってました」と言ったのは、私に誤った表現と認識が習慣的に染まっていたからであった。 女性の観客たちを尊重するより、他の観客にもう少しアピールしたがることが癖のようにあった。 それが途方もない間違いをしたのだと思う。 その方たちがどんなに大事か、公演企画者であるから分かる。 観客層を広げたいという言い訳をしたが、それでもむやみに言ったことに対して謝りたい。

公演時観客の方々一人一人みんな会った。 直接不快であったとおっしゃった方もいらっしゃって謝りもした。 こころよく受けてくれた方もいるが、それでも気分を害した方もいた。 甘んじて受けなければならない部分である。 ある観客の方が心を込めて5枚程度のお話を手紙でくださった。 必ず返事を今週書いて、切符売り場などを通じて差し上げるつもりだから必ず訪ねて読んでくださったらと思う。





元記事はこちら → kmib


観客の大事さを切実に悟った演劇<報道指針>を、もう許してくれることを・・・

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大学路で公演中の演劇<報道指針>(3月26日~6月19日スヒョンジェシアター)は1980年代軍部独裁政権のマスコミ統制を扱ったという点で製作段階から注目を集めた。 オ・セヒョクが書きビョン・ジョンジュが演出したこの作品は完成度が高い。 当時マスコミ界で恣行された状況を法廷劇で解き、俳優イ・ミョンヘンとソン・ヨンジンなどの熱演が加わって没入度を高める。

しかしこの作品は製作社であるエルエスエムカンパニーのイ・ソンモ代表がインタビューで20~30代の女性観客を卑下したことが知られ論難になった。 イ代表は作品を製作したきっかけに対して「2014年夏であった。当時公演界はセウォル号事件によって沈んでいたし、公演界の全般的な雰囲気が20~30代の若い女性を狙った低価の軽い公演があふれる時だった。そんな状況から脱皮してすべての世代と性別を一緒にすることができる公演を見たかった」と言った。 そしてこのインタビューは<報道指針>の広報小冊子に掲載された。

これと関連し韓国劇界観客の大部分を占める20~30代の女性観客は怒りを隠すことができなかった。 イ代表は論難がおこるとフェイスブックを通じて謝罪文を載せたが、すでにタイミングを逃した後であった。 <報道指針>は初め前売りを始めた時には高い前売り率を誇ったが、論難以後数百枚のチケット予約取り消し事態が起ったうえ、チケット前売りサイトで評点テロにあった。

実際、製作社関係者の観客卑下による論難は今回が初めではない。 2012年ミュージカル<スリルミー>の演出家がツイッター上で知人との対話の途中で「回転ドア観客」と呼ばれるマニア観客を卑下したのが知られて辞退したことを始まりに、2012年ミュージカル<ラカジ>、2013年<二都物語>、2014年<ジキルとハイド>など多くの作品で起きた。 最近ではフランスミュージカル<アマデウス>来韓公演に出演中の俳優ローラン・バンが東洋人を卑下する用語である「チンチェンチョン」を使ったことに対して論難がおこり謝罪したりした。 これらの作品は<報道指針>と同じくチケット販売に多かれ少なかれ打撃を受けた。

公演界で続いた観客卑下論難は基本的に製作陣の態度に責任がある。 製作陣が韓国公演界を支えているありがたい観客を無視したことは理由如何を問わず正しくない。 さらに公演をたくさん見る一部マニア観客の見識は専門家に劣らない。

もちろん作品を楽しむことを超えて、スタッフを誹謗するとか製作社を牛耳ろうとする性向を見せる観客も少数いることは事実である。 しかし基本的に、どんな公演でも観客なくては決して成り立つことができないということを製作陣は忘れてはいけない。

付け加えて20~30代女性観客ももうそれ位にして<報道指針>に対する怒りを解いて許してくれればどうだろうか。 <報道指針>は客席を留守にしたまま行くには惜しい作品である。 そして<報道指針>を含めて公演界製作陣は今回、観客を大切にしなければならないという教訓を確かに得た。



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